「あたらしいみかんのむきかた」でみかんを剥こう!


こんにちは。これは楽しい!と思った本があるのでご紹介させていただきます。「あたらしいみかんのむきかた」…こちらは昨年末息子に買った「小学一年生」*1という雑誌に広告が載っていたのですが、その剥かれた皮の写真と「ぼくむくよ もっとみかんをむくよ」という煽り文句だけで心を奪われ、即、アマゾンさーん!!これくださーい!!と注文した一冊です。

本の冒頭…「なにかむなさわぎがする そんな大晦日がはじまろうとしていました」

「むきお」くんと「むきみ」ちゃん。主人公であるむきおくんは当然、溢れんばかりの才能を持った天才ピーラーなわけですが、妹であるむきみちゃんもまた天才です。さらっとぺろっと龍をむきあげたりします。この兄妹が切磋琢磨してみかんと向き合う…剥き合う…?様子は、同じく上に男の子・下に女の子の二人兄妹の親である私にとっても胸を熱くさせるものでした。


ちなみに作品一つ一つにむきおくんの日記風コメントがついています。動物まめちしきなども。「うさぎはねんじゅうはつじょうきらしい」…「うさぎは寂しいと死ぬ」という風説よりも断然リアルです。いいわー…むきおくん…でもこの本自体、子供向けか?と問われれば、やはり大人向けのような気もします…



しらさぎとか超派手。中華料理のニンジンみたいです。でもこの本の作品群の何よりすごいところは、一個のみかんから一枚の皮をはいで何も足さず何も引かず、ちゃんと動物の形になっているところです。シンプルに見えてとてもよく考えられています。


私も今年の干支、うさぎに挑戦してみました。
用意するものは
・みかん
・細い油性ペン(ネーム用のを使いました)
・カッター
以上です。細かい作業をする時は爪楊枝やはさみなども役に立つようです。使用するみかんは大きめで、皮がちょっとフニャッとポフッとしたものが剥きやすかったです。うまく表現できませんが。

線を引いて

カッターで切れ目を入れて剥く。カッター後はペリペリいけます。楽しい。

出来た!剥けた!!うさぎです。線引きが適当だったため、ちょっと足の形がいびつですが、達成感!!!リンゴでウサギというのはよく耳にしますが、ミカン(の皮)でウサギ。新鮮!!


おまけ。私も何か考えてみたい…と思って試しに心の赴くまま、要は適当に線を引いてみました。

えーと…トリ?のようになりました。本当はタコ型宇宙人(サイクロプス)っぽいのを作りたいと思ったのですが…そうそうむきおくんのようなカッコイイ作品は思いつきませんねぇ。

あたらしいみかんのむきかた」面白いです。気になった方は是非ご覧になって、そして剥いてみて下さい!

*1:幼稚園年長にしてはちょっとおませなセレクト