フェリーで北海道に行ったらのんびりした旅行になりました

こんにちは。4、5ヶ月前の事になりますが、昨年の9月に行ってきた我が家恒例の北海道お墓参り旅行*1について記しておきます。今年は日数を余分にとって舞鶴港から小樽までの往復フェリーで北海道へ。運行時間は片道20〜21時間で、ほぼ丸一日を船の上で過ごしました。フェリーの中で家族でゆったり過ごすのは楽しかったです。到着後は車で小樽〜札幌〜洞爺湖と周り、交通費は飛行機+レンタカーよりも割安でした。


15年ぶりぐらいに乗りましたが、最近のフェリーはきれいですねぇ。いたるところがきらびやかです。


船内をうろうろして売店をチェックしたり、スタンドでかき氷を買ったり、デッキに出たり。なにしろ時間はたっぷりあります。

フェリーといい、飛行機といい、乗り物の中で食べるカップ麺はなぜかおいしく感じます。息子と娘はフェリーもカップラーメンも初体験でした。
ヒマな船内でくもんをするキッズ。(四方八方逃げ場無し)

そのテーブルに貼ってあったシールが…

どうやったらこのテーブルを間違って飲み込んだり食べたりできると…うちの子を何だと思ってるんですか!ガッちゃん扱いも甚だしい!!

船内のレストランでスープカレーを注文。息子に骨付きのチキンを食べ尽くされてしまったので汁のみをいただく。いえなに、お母さん界隈ではよくあることです。



小樽到着!昨年と同じ「ふる川」に泊まりました。とても感じの良い宿です。

小樽駅から小樽港の間にある、1985年に廃止された手宮線。線路脇にはお花がいっぱい咲いていて、楽しい散歩道になっていました。



歩きながら

近くにあった金融資料館の中に入ってみたり。日本銀行旧小樽支店の建物だそうです。



「一億円を持ち上げてみよう!」…でもこの一億円は本物のお札ではなく、ただの紙束…ジャスタペーパーでした。

さらに小樽をブラバニ家
小樽の商店街にある老舗お菓子屋さん「あまとう」でお茶

いかついボリュームのクリームぜんざい。ソフトクリーム部分の直径は10cmはあろうかというどすこい巻きです。
そしてそれを前にとても嬉しそうな人

小樽あまとう マロンコロン 4個入 / 北海道お土産 お取り寄せ 贈り物 焼菓子 チョコレート お菓子 お返し プレゼント お歳暮
あとここのマロンコロンというサブレ菓子もボリュームたっぷりでおいしかったです。けっこう日持ちするので、うっかり3箱ほど大きい箱で買ってしまったのですが、これが食べだすと止まらなくて一度に3枚ぐらいはぺろりです。おかげさまでみるみる体重が増えてしまったので「こんな危なっかしいもん、いつまでも目の前に置いちゃおけないよ!」と途中から一度に食べる量を3枚から5枚に引き上げ、快速で全てを消費しました。さて、お取り寄せでもしようかな…




商店街のアーケードで見かけたこのディスプレイ、最初は何屋さんだろうと思いました。見事というかなんというかプーさん一色です。

ちなみにここは歯医者さん。子供受けを意図したものでもあるのでしょうが、それ以前に院長先生のプーさんへの凄まじいこだわりが感じられます。心は完全に100エーカーの森にあるようですね。どうしちゃったの院長…?帰ってきて!


こちらは小樽運河に面した出抜小路という屋台村の中にある「なると」の唐揚げです。鶏の半身がそのまんま丸揚げされています。950円で持ち帰り。

そして骨。息子が5分でやってくれました。



ぱんじゅうも買い食い。形が面白いですね。中身はあんこです。


翌日は移動して札幌へ…



札幌の大通公園オータムフェスト開催中ですごい人。そんな中、興奮してしまうとどこでも駆け出す弾丸小僧の息子とはぐれてしまいました。ものすごくあせって周辺を駆け回り探し、約10分後、少し離れたところにあるアスレチックの滑り台で発見。超ハイテンションでイィーヤッハー!と滑り降り、着地点で見ず知らずの女の子とノリノリでハイタッチを交わしている彼を見た時には怒りと安心と脱力感でその場に崩れ落ちそうになりました。もうやだGPSつけたい(これ、彼が歩き出すようになってからかれこれ5年ぐらい言い続けています)(その後私も仲間に混ぜてもらい、楽しかったです。イーヤッハー)




札幌狸小路の土産物屋さんの前にあったマリモの水槽。

そういえば旅行とは全然関係ない話なのですが、先日、娘が家の冷蔵庫の前に貼ってあるひらがな表の「ま」と「り」と「も」のところを「ま・り・も。ま・り・も。」ってえんえん呟きながら指で突いていました。繰り返すこのマリモリズム…あれはなんだったんだろう…

ある日の朝食。

滞在中の朝食はホテルでとっていたのですが、バイキング形式ですと子供たちはめいめいに好きなものを選び、あげくちょっとずつ残すので、残り物を片付ける私は最終的にブツブツお小言をたれながらクロワッサンですじこを食べる羽目になったりしていましたね。


お次は洞爺湖の温泉ホテル「洞爺湖万世閣」に二泊しました。

湖の周りを周遊する船がえらくメルヘンな外装で可愛かったです。夜に乗って打ち上げ花火を見ました。

これは部屋から撮った写真です。暗闇にぽっかりと浮かんでいる様子が一切れのケーキのよう。

ちなみに自戒を込めて書いておきますと、洞爺二日目の晩は「ラ・ロカンダ・デル・ピットーレ」というイタリア料理屋さんで夕食を食べたのですが、おいしいお料理で調子こいてワインを飲みすぎた私は宿に戻って子供や夫が寝た後、さらに調子こいて温泉にじっくりつかって気分が悪くなり、大浴場から部屋までたどり着けず自室の前でうつぶせで行き倒れているところを従業員さんに発見されました。「大丈夫ですか?」「ええ…(倒れたまま指先でドアをさし)部屋そこなんですけどね…力尽きちゃって…」という会話を交わしたのは覚えています。あとその後部屋のお手洗いで料理をボミットオールしたことも。自分ではすっかり酔いが醒めているつもりだったのですが…飲酒後の入浴、本当にダメですね…




昭和新山のロープウェイに乗りました。



ここのお土産屋さんで再び息子を見失ったと思ったら、知らないお子さんと意気投合して一緒にお土産を眺めていました。別れ際にまたもハイタッチを交わし…私も夫もどちらかというと人見知りな方なのですが、誰に似たのか、息子はこちらの方が精神的においてけぼりをくらうほどフレンドリーで、その積極性が少しうらやましいです。




昭和新山ではクマ牧場にも行きました。
※※※以下の内容、虫か苦手な方はご注意下さい※※※
クマにあげるおやつのクッキー

見るからにサックリと焼き上げられた感じで、香ばしくて良いにおいだったので、食べ物大好き!!お菓子大好き!!いつだって「好きな炭水化物は炭水化物です!!!」と元気いっぱいの私はこれも何かの話の種にひとつ味見してみようと、袋の中のクッキーを一枚手に取って口元に運ぼうとその思った瞬間

ヒィッ!!!
白くて細長い虫がくっついているのに気が付いて腰が抜けるかと…誇張ではなくギリでしたほんとギリでした。憤慨しつつ夫に「見てこれ!異物混入!品質管理不行届き!」と虫ッキーを見せたら「いや、人間用じゃないから…」と呆れられました。いじきたなくてすみません。あと細長い虫を大きい写真で見たいという好事家の方におかれましても小さい写真ですみません。



支笏湖から洞爺湖の間にある、きのこ王国というお土産屋さんに入りました。きのこがいっぱい売っていて、食事もきのこづくし。きのこ御飯ときのこ汁がおいしかったです。

ここでは子供が欲しがったのでキツネのキーホルダーを購入しました。

これ、かわいいなりしてレシート記載の商品名が「植毛キツネツイン」「植毛キツネ親小玉」なんですよねー。なんだか電化製品ぽいというか、掃除機か電動歯ブラシあたりを連想してしまいます。娘がよくスカートにつけてギャルぶっています。



そして小樽に戻り、帰りもフェリーでのんびりと。

今回も色々とおいしいものを食べたので、帰ってから子供に「北海道で食べたもので何が一番おいしかった?」と聞いたら…

一秒も迷わずに「おまんじゅう!」とのアンサー。これは洞爺湖の宿で、売店の方が子どもたちに「アラ、かわいいねぇ〜」とちょっぴりコゲのある焼き損じをどっさり持たせてくれ、旅行後もしばらくおやつとして頂いていたものです。いや確かにこのカステラまんじゅうはおいしかったけれど。ほらもっとあったじゃない。肉とか…魚介とか…




アイスとか…

長々とご覧頂き、ありがとうございました!

*1:※義父が北海道出身のため、バニ家のお墓は北海道にあります。2008年の日記2009年の日記