ぶきっちょさんでも可愛いお弁当が作りたい

こんにちは。運動会シーズンですね。うちは明日です。
今回は結婚して子供が幼稚園に通う年齢になるまでお弁当作りとは縁のない生活を送ってきた器用でもマメでもない私がチャレンジする不慣れなお弁当作りの記録です。幼稚園は給食とはいえ、運動会や遠足など、何かとお弁当を作る機会が出てきます。最初の頃は、お重におにぎりをドーン!おかずをドーン!こうしてこうやってドーン!!隙間にアチョー!プチトマトをねじこんで出来上がりー!!というようなお弁当だったのですが、少し見栄えを気にするだけでも子供達がとても喜んでくれるので、市販品や冷凍おかずにも頼りつつ、ささやかな工夫をこらすようになりました。毎回お弁当作りの本やクックパッドのレシピなどを色々調べて、なんとか乗り切っています。作っているおかず自体は今更紹介するまでもなく簡単なものばかりなので恥ずかしいのですが、運動会をはじめ、いもほり遠足やもみじハントなど何かとイベントの多い季節ですし、ほんの少しでも参考にして頂ければ幸いです。
そういえばお弁当作りの経験はありませんが、育ち盛りの高校生だった頃は毎日どんぶり飯をギュウギュウ握りしめて特大おにぎりを作っていたものです。それを2、3個カバンに放り込んで通学し、何かの隙にはすかさず取り出してパクパク食べていました。よくあだながボンバーマンにならなかったな。

それではまず5月にあった娘の遠足のお弁当です。

コロッケ、ミートボール、ハート型に配置した卵焼きは市販品です。

・ウィンナーのキャベツ巻き
芯を削ぎ、さっと湯通ししたキャベツの葉っぱでソーセージを巻き、楊枝で止めてコンソメで煮ました。余計な事ですがウインナーを取り出した後のコンソメは私が飲みました
・さつまいもとにんじんの甘露煮
少量のバターで軽く炒めてからお砂糖を入れ、かぶるくらいの水で煮ます。柔らかくなったら型抜きしてさつまいもとにんじんを入れ替え。デザート感覚で食べれ、おすすめです。


・ほうれんそうコーン
茹でたほうれん草とコーンを和え、お花型で抜いたハムを散らしただけです。

おにぎりは大小入り混ぜると、子供も食べやすいし、見た目にもリズミカルです。なんでしょうねリズミカルなおにぎりて。

なにかと小細工を弄しましたが、この時のお弁当の中で一番可愛らしく輝いていたのは、ダントツでこのリラックマかまぼこですね。

かまぼこ板まで可愛いのですよ…お人形のベッドにしたい!サカナくさい!!




こちらは幼稚園の給食が無い日に急遽、延長保育を頼む事になった時に大慌てで持たせた製作時間10分弁当です。おかず2品のあまりにもつつましやかなお弁当ですが、かろうじてウインナーをタコフォルムにしてあります。あとキャベツと鶏肉を蒸し焼いたもの。恥ずかしながら「タコさんウィンナーはゆでるもの」と知らずにフライパンで炒めたため、ずいぶんツヤピカ。脂気盛んな壮年紳士のようになってしまいました。


続いて、夏にあった息子のお泊り保育の際に作ったお弁当。春頃に比べれば少しは進歩したように思います。しかし、娘の遠足弁当もこちらも、まずお弁当を詰めている容器がタッパーだというのがいただけないですね。ちょうどいい大きさのお弁当箱が必要です…

コロッケとミートボールはこれまた冷凍です。レンチンレンチン

おにぎりは海苔を巻いた後に型抜いたスライスチーズを載せています。ご飯の温度でとろけないチーズも程良くくっつきます。



・オクラとエノキの豚肉巻

豚薄切り肉で軽く塩茹でしたオクラとエノキを巻きました。巻き終わりを下にして焼き、お酒、醤油、みりん、各大さじ1ぐらいで味付け。オクラは切った時に星型になるのでかわいいです。


ブロッコリーとベーコンの炒め物
チーズとにんじんをストローで丸く抜いて、咲かせてみました。なんか上のほうでハムも咲いています。このハムフラワーはおかずの隙間に差しておくのにちょうど良かったです。(作り方は後述)


お弁当製作中の風景。うずらちゃんはゴマを埋め込んで、ストローで抜いたにんじんをくっつけてあります。




増える増えるよ集まるよ

遠足弁当の中にも入っていたさつまいもとにんじんの甘露煮は、柔らかいため型抜きがなかなか難しく、成功したきれいなものを選んでお弁当箱に入れています。


現場は大荒れだ!失敗した分はハムやチーズの切れっ端とともに翌日私の朝ごはんとなりました。
というか、やはりどうしてもおかずを作りすぎてしまいます。息子のお弁当ですが、お留守番の娘も家で同じ内容のものを食べました。



さてここからは運動会弁当に向けてのおかず試作記録です。試作なのでやはりエラーの連続です。
まずは湯通ししたキャベツの葉にチーズとハムを重ねて巻いたもの

冷蔵庫から出したばかりのチーズは巻きにくいです。折れます。

上記のお弁当にも入っているハムフラワーは、あまり上手に出来なかったので再び練習。こんな風に作ります。



二枚に折って切れ目を入れて巻く。七夕飾りでよくこんなのありますね。

底を切っておけば自立します。

わかりにくいですが、左が切れ目をまっすぐ、右が切れ目をナナメに入れたものです。こころなしかまっすぐだと牡丹、ナナメだと薔薇っぽいような。お昼の時間帯に咲き乱れる愛憎劇という感じですね。

ところで切れ目を入れる際、ハムがどうしてもちぎれてしまいますね。巻いてしまえばそこそこ可愛くなるのであまり気にならない問題ではありますが、これはどうしたものか…ハムで花を作るのがうまい人*1に教えていただきたいです。


うずらの卵を買ってきました。

かわいいなぁ…

何食べたらこんな柄のものが出てくるんだろ…


見とれていないで、とりあえず茹でます。水から茹でて沸騰したら1分間ぐーるぐーる(黄身が中央になる)→5分茹でて水にとってひびを入れて剥きます。

それをベーコンで巻いて焼いてみたのですが…

小さいのでうまく切れませんでした。明らかに切り口に迷いが生じているのが見て取れます。捕らえられぬ…こんな太刀筋では…!*2



うまく焼けなかったタラコの卵焼き

………

カットして並べてみました。わーい!お花ちゃんだよ!ヤァ!ヤァ!ヤァ!

はしゃいではみたものの、このあたりからフォローしきれぬ負のオーラ
形は小ぶりなラフレシアといった趣ですが、大きくないラフレシアって、もう何の意味もないんじゃないの?じゃあこの卵焼きもやっぱりダメなの?私たちもう終わりなの?なんでこうなっちゃったのかわかんないよ…悪いとこがあったんだったら直すから…

パプリカとアスパラの肉巻

切ったパプリカとアスパラを30秒ほどレンジにかけ豚薄切り肉で巻きました。味付けは簡単にクレイジーソルトで。私の予想では切った時にもっとモザイクタイルっぽく可愛くなる感じだったのですが、なんだか配列が中途半端…


おとといのお夕飯はこんな感じの残念盛り

というわけで明日への大きな不安を抱えたまま終わります。ちなみに今朝、子供たちに明日のお弁当何がいい?と聞いたら二人とも「タコさんウインナー!」としか答えてくれない一択っぷりでした。それじゃあお重が埋まらないよ!もうお重一面をタコさんウィンナーいっぱいで埋め尽くしちゃおうかな…たぶん超喜ぶだろうし…
それでは皆様も楽しい運動会、もしくは行楽の秋をお迎え下さい!

*1:どことなく「刺身の上にタンポポを乗せる仕事」と近い響き

*2:うずら「残像だ」