お肉の事で頭がいっぱいです

別にボンヤリしてる訳じゃねぇよ…肉の脂身について考えてるんだよ…*1

お肉が大好きです。脳内カレンダーでは一年の半分くらいが謝肉祭です。発情期ならぬ肉情期!三度の飯より肉が好き!恋わずらいならぬ肉わずらい!今回はそんな私が作った肉々しい料理の数々を紹介させて頂きます。リアルスタイルのかあちゃん料理…いわば素人物なので、雑な盛り付け、使用しているのはいつも同じ皿、似通った素材とレパートリー、写真の下手さなどの残念な要素も含めて温かい目で見て頂ければと存じます。



まずは塩をふった豚肉と白菜を重ねてお酒を少々入れフライパンで蒸しただけの簡単料理。というか簡単じゃない料理はあまりしていません。今の季節は白菜でなくキャベツもいいですね。

どうですかこのギラついた脂身…これを寄り寄りノリノリで撮影する私の目も相当ギラついていたと思います。


塩コショウして焼いた豚バラ薄切りを水菜の上に乗っけただけのこれまた簡単な料理。でも塩とごま油とネギが三位一体となったネギだれを添えるとご飯がすすみます。

蒸し鶏にもネギだれ。付け合せの水菜&プチトメィトゥまで上の豚と同じですが…

鳥皮大好き!あぶらみ!


鶏モモ肉はよく使うので業務用スーパーで2kg入りのパックを買ってきました。このスーパーでは牛タン丸一本なんかも売っています。確か6千円前後だったと思います。焼肉屋さんに行く事を考えると圧倒的に安上がりですね。以前自分へのプレゼントとして買いました。その時は宝物を手に入れたような気分で大切に抱きしめながら持って帰った。

袋から出したらこんな感じで固まっていた。身を寄せ合っているようでいじらしい。おーしくーらまーんじゅーうおーされーてなーくなー

バラしたら10枚も入っていて嬉しかったです。蒸す以外にも煮たり焼いたり揚げたりしてたらあっという間になくなりました。


続いてひき肉料理


どことなく魔法陣のような文様を描くハンバーグ。この六芒星によって召喚されたものは写真奥の大根おろしソースです。


餃子を包む作業は無心で集中出来るので好きです。ひだを一本折り込むごとに経を写すような清廉な心持ちに…普段は欲と煩悩まみれで、もしイソップ童話の登場人物だったらこっぴどい目にあっているタイプであろう私も、大体これだけ包んだ後は筋斗雲にすら乗れるような気分になっています。


ごま油多めで差し湯を熱湯にするとパリッと焼けますね。写真右は水餃子とマーボー豆腐。

マーボー茄子も。作るとわかるのですが、中華料理においての茄子は恐ろしくオイリーです。茄子を下揚げする際、その油吸い込み力といったらスポンジ並ですから…でも!好き!!


ここでちょっと肉料理に欠かせないキッチンの仲間をご紹介


はいドーン!使い込まれたチョッパーです。

これは母が私に嫁入り道具として持たせてくれたものです。主にスペアリブを叩き割る時に使います。「かわいいやつ選んだよ」というコメントと共に渡されたのですが、どこらへんがかわいいのか意味がわかりません。どう見ても凶悪ですもの…「ドラゴン殺し」とかそういう名前をつけたくなってしまう。


チョッパーを使う時は集中して一刀入魂の気持ちで振り下ろさないといけません。ぬるい打撃では骨は割れないし、この作業は手元が狂ったら大変危険なので…いつも斬撃の瞬間には「肉を切らせて…(ここでタメ)骨を絶つ(打ち込む)!!!!」と心の中で唱えながらやっています。ことわざの意味以前になんとなくノリで。
カレーや豚汁もスペアリブを使って作るととってもおいしいです。大根とスペアリブだけのシンプルなスープもおすすめです。相当脂っぽいので薬味は刻んだ生姜やセロリがさっぱりして合います。

カレーはスペアリブ以外だと牛すじを使うことが多いです。圧力鍋で手っ取り早く作ります。

大量のすじ肉を→下ゆでして→水と酒と共に鍋へ。あとたまねぎ・セロリ・にんにく・ローリエなどの香味野菜をパッションのおもむくままに投げ入れます。20分くらいで柔らかくなります。

ビーフシチューにも牛すじを使うのが好きです。もしくは牛テール。テール肉を調理する際も圧力鍋に頼りっきり任せっきりです。「先生!お願いします!」って感じで、時代劇の用心棒みたいに。


テール肉は下ゆでしてギュー(絞って血抜き)素手でリンゴジュースを作るようなイメージで力を込めて!→水、酒、香味野菜と一緒に鍋へ。作業工程も写真の見た目も、すじ肉とほぼ変わらない!


こちらは約3〜40分で出来ます。こってり!あぶらみ!
ネギの青い部分、大根、人参、椎茸などを入れて煮て、仕上げに白髪ネギと溶き卵を加えると焼肉屋さんのテールスープになります。

ちなみにカレーを作る場合、最終的に入るのは…

幼児御用達ルー。どんなにお肉処理に力を入れても仕上げはこれ。竜頭蛇尾な感じが否めません。
ビーフシチューも基本的にルーを使っています。先日ふと「せめてビーフシチューはルーや化学調味料に頼らない味付けで作ってみたい!」と思いたちました。でも基本のデミグラスソースに無化調コンソメ、赤ワイン、ケチャップ、トマト缶などを入れたけど、どうにも味が物足りなくて、最終的にはやぶれかぶれな気分になってたまたま余っていたマックのナゲットソースバーベーキュー味×2をぶっこんだらしっくりくる味に仕上がりました。すっごい負けた感。


ある時知人に大量に大根を頂いたのでしばらく大根シバリのメニューが続きました。まぁやっぱり肉と一緒に調理するのですが…。私の住んでいる地域では農家を営んでいたり副業で畑をいじったりしている方が多いので、野菜を頻繁に頂くのが嬉しい。ただなにぶん頂く際の量がハンパじゃなく多いので、痛ませないために一定期間同じ素材の料理を食べ続けることもしょっちゅうです。最近では二ヶ月くらいネギシバリだった。


牛すじ大根。大根の煮物の彩りにカイワレ大根とか大根サラダの上にカイワレとか、なんだか親子丼のような、いとこ料理のような雰囲気がありますね。サラダの方は鶏ササミをレンジで加熱して裂いてます。

他にも豚バラと煮てみたり筑前煮にしたり来る日も来る日も大根を煮る日々が続きました。それぞれ野菜炒め(温玉入り)・きゅうりのたたきと。ブリ大根も作りましたが相手がブリではテンションの上がり方もそこそこだったので写真撮ってません。

これは鶏の手羽元と大根の煮物。さすがと大根が続いたので子供達にキャッチーなように、ちょっと遊んで大根を星型で抜いたりしています。写真右・なのに思ったよりも箸が進まずに残ってしまった煮物は、ゆで卵を入れ翌日のおかずに再登場させて皆のアンコールにお答えします!センキュー!センキューエブリワン!


昨日も夫の会社の人に苺をたくさん頂きました。子供たちがあられでもつまむような感覚でじゃんじゃん食べていました。うん。お取りよビタミンC。

でも頂き物がなくとも、私はいつも上の空で買い物をしているので食材を大量にカブらせてしまう事が往々にしてあります。

ある日の冷蔵庫内。これがポーカーだったら何かしらの役が出来そうな感じです。フルハウスとか。奥の方にマッシュルームも2パックあります。

子供が食べてくれる数少ない野菜のためしょっちゅう我が家の食卓に登場するプチトマトですが、焼くと甘味・酸味が強くなってまた新鮮。

ジャンボしめじを豚バラで巻いてグリルで焼いたもの


そこはかとなく肉以外のものが出てきたところで、野菜も大好きだよ!という事を記しておきます。肉ばっかりの食生活でこの人の体内って悪玉コレステロールだらけなんじゃない?あと獣みたいな体臭してるんじゃない?とか思われたらいたたまれないし…

cookpadで菜の花の瞬間蒸しというレシピを見つけて、作ってみたら簡単でおいしかったのでそれ以来色々な野菜を蒸してます。

野菜に塩をまぶして、油を熱したフライパンに水少々と一緒に入れて蓋。加熱時間は一分くらいで充分。小松菜やレタスでもおいしかったです。


これは青梗菜。ベーコンとニンニクを入れた後に瞬間蒸し。
瞬間蒸しカカさん(id:KaKa)バージョン。http://d.hatena.ne.jp/KaKa/20090329/p5超おいしそう


ところで少し前の話ですが、先日の春休みに東京へ帰省した際にメレ子さん(id:mereco)と安全ちゃん(id:anzenchan)と夕飯をご一緒させて頂きました。*2安全ちゃんが案内して下さったフレンチ小料理屋という感じの大変オシャレなお店で食べた「うにクレソン」というお料理がすごくおいしかった!!その味が忘れられずに、瞬間蒸しを応用して自分でも再現できないものかと何度か試作しています。が、上手くできない。調味料(たぶんにんにく・醤油・バター・白ワイン)の配分が難しいのでしょうが、何よりも私がクレソンの入手を面倒がって冷蔵庫内の小松菜やほうれん草で代用してるあたりが敗因なんだと思います。

写真は小松菜使用。これはこれで割とおいしかったです。


スモークサーモンとアボカドの生春巻き

サラダには色々な具を乗っけたいので、いつも使っている一番大きいお皿は毎回あふれんばかりに盛られています。

これはまだマシな方ですが…(水菜・カニカマ・エビとアボカドをマヨ醤油で和えたやつ)

こっちなんか肉の盛りすぎで、上に載ってるカニカマがもはや紅しょうがにしか見えない。もうサラダじゃなくて豚丼ですこれ。

そんな感じで肉に始まり肉に終ります。胃もたれがしそうな日記でしたがここまで長々とご覧になって頂いてありがとうございました!

*1:「パンチラオブジョイトイ

*2:充実っぷりをさりげないつもりで自慢。お二人とも驚異的に聡明で可愛らしく面白い方々でした。天は人に何物でも与えよるで…