柿でジャムを作る

義父が段ボールで柿を買ってきました。あからさまに食べきれない量で、義母に「こんなにたくさんどうするの!」ってメッされてた。食べても食べても減らない。むしろ増えているような錯覚まで起こしそうです。毎食後のデザートを柿にしてもおっつかなくて、そうこうしてるうちに日に日に熟す柿。ミカンと同じような感じで、まだ若いと油断していたものも連鎖的に熟れていきます。でも別に熟柿が4つ揃ったら消えて無くなる訳でもなく、腐る一歩手前の柿が大量にゴロゴロしているという事態に…義母の目に付かぬ冷暗所に隠したそれらを前に義父が「どうしようなぁ…またおかーさんに怒られるよー」と途方にくれているので「じゃあジャムにしちゃいましょう」と私が請け負う事にしました。有り余る食材は佃煮にするに限ります。



とりあえず急を要する柿をピックアップ。見た感じが完熟トマトのようです。


断面図。やはりトマト。まったく、この瑞々しさときたら!スペインのお祭りで投げるのに使われても文句は言えませんよ!


種を除き、包丁で果肉をこそげ取ります。


丁寧にやっていたのは最初のうちだけで、だんだん面倒になってきて生絞り。こうしてくれるわ!ブシャー!


火にかけます。意味もなく「今日のご飯はカレーだよ」とかどうでもいい嘘をついてみたくなります。


沸騰する様子が血の池地獄のようですね。水気の多いうちはこのポコポコがはねて「アチッ」ってなりました。あとコンロ超汚れる。床も。掃除が大変でした。地味な地獄の一丁目です。


煮詰めて出来上がり。空瓶はいつも「宵越しの銭は持たないぜ!」とばかりに勢い良く捨ててしまうので、タッパーに入れました。でもちょっとは取って置けばよかったな…

しかしなんでこんなにお味噌っぽいのでしょう。レシピを調べた際に見たよそさまの柿ジャムはもっと綺麗なオレンジ色をしていたような。



トーストにつけたりヨーグルトに入れたり。というか他の使用法が思い当たりません。
あと、たぶんなんですけど近日中に果物をミカンかリンゴに変えただけの同じやり取りを義父と交わしてそうな気がします。